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環境ニュース[国内]

大阪ガス、子会社が神戸の下水処理場に設置した太陽光・バイオガス発電が完成

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2014.03.10 【情報源】企業/2014.03.05 発表

 大阪ガス100%子会社で新エネルギー事業モデル企画・開発のエナジーバンクジャパン(EBJ)は、大規模太陽光発電バイオガスコージェネレーション熱電併給)発電の2種類の発電設備を神戸市垂水区の下水処理場「神戸市垂水処理場」に設置した。大規模太陽光とバイオガスのダブル発電事業は日本で初めてで、3月5日に売電を始めた。
 垂水処理場の水処理施設の屋上約2万1000m2に容量約2000kW(2MW)の太陽電池を取り付けるとともに、下水道固有資源のバイオガスを使う25kWのガスエンジン14台、計350kWの設備を約200m2に設けた。年間発電電力量は太陽光発電が約200万kWh、バイオガス発電が約250万kWhで、それぞれ一般家庭の年間使用電力量約600世帯分、約700世帯分に相当する。
 EBJと神戸市が「こうべWエコ発電プロジェクト」と呼んで共同で取り組んでいる。EBJが枠組みを構築して資金調達、発電設備の設置・運営を担当し、神戸市は事業用地の提供とバイオガスの供給を行う。再生可能エネルギーの固定価格買い取り制度に基づく電力会社への売電契約はEBJが結び、EBJが売電収益から売電量に応じた対価を神戸市に支払う。
 バイオガスは、下水汚泥や食品残さなどの有機物が発酵して発生するメタンが主成分の可燃性ガスで、有効活用が期待される。垂水処理場のバイオガスコージェネでは、排熱を下水汚泥中の有機物をバイオガスと水に分解する汚泥消化タンクの加熱に使う。EBJは、顧客の初期投資なく再生可能エネルギー発電設備を設置できるサービスを展開している。【大阪ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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