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環境ニュース[海外]

イギリス、新EU共通漁業政策での混獲魚類の海洋投棄禁止等に関し意見公募を開始

自然環境 その他(自然環境)】 【掲載日】2014.04.15 【情報源】イギリス/2014.03.31 発表

 イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)は、EUの新共通漁業政策(CFP)の実施に関する3件の意見公募を開始した。これまでのCFPでは、混獲した魚を水揚げせずに海に投棄していたが、Defraは、十分食べられる魚を捨てることは海洋資源の浪費であり、また漁業経営を困難にし、結果的にEUの漁業資源量の乱獲と海洋環境の損害を招くとして改革を求めていた。新CFPではこの投棄の禁止措置が段階的に導入されることになったため、Defraはこの新制度に伴う漁業資源の持続可能な管理、遵守の監視方法、割当量の管理等について意見を募集する。
 Defraのユースタス政務次官は、「投棄禁止は、漁業管理において過去十年で最も重要な変化である。これまでイギリス政府は海洋資源の浪費を止めるために努力してきたが、今後はこの禁止措置がイギリスの漁業者に役立つものになるよう、運用面で努力しなければならない」としている。投棄禁止は、2015年からサバやニシンのような遠洋性の魚種に適用され、2016年には他の魚種にも拡大実施される。
 意見募集はこのほかに、欧州海洋漁業基金(EMFF、漁業者による持続可能な方法での漁の支援プロジェクト等に用いられる)と、魚種や原産地、加工等の情報表示方法に関して行われる。【イギリス環境・食糧・農村地域省(Defra)】

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