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環境ニュース[国内]

味の素グループ、物流の長距離区間で船舶初導入と鉄道を強化、CO2排出量半減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.06.02 【情報源】企業/2014.05.28 発表

 味の素グループで運送・倉庫業の味の素物流は、500km以上の物流の長距離区間で船舶を初めて本格的に導入する。併せて、鉄道輸送を強化する。自動車や航空機での輸送を鉄道や船舶輸送で代替するモーダルシフト率を、現行の約2倍に高め、CO2排出量の半減を目指す。6月以降の東西2拠点による物流体制への移行に合わせて実施する。
 味の素グループは、2011年3月の東日本大震災で川崎市の物流センターが被災し、全国の配送拠点への補充機能が停止して一時的に商品の安定供給が滞った。このため、埼玉県久喜市の久喜物流センターと、兵庫県西宮市の西日本物流センターの東西2補充拠点での物流体制への移行を進めてきた。これを機にモーダルシフトを推進する。
 6月以降、久喜物流センター〜札幌物流センター、川崎地区工場〜西日本物流センター、西日本物流センター〜福岡物流センターの長距離区間に関し、味の素グループで初めて船舶輸送を本格導入する。鉄道輸送では、内容積が10tトラックとほぼ同等でパレット(荷役台)輸送に適した31フィートコンテナを活用し、積載効率を高める。
 これらの施策で、味の素グループの長距離輸送のモーダルシフト率を食品分野で現在の2倍にあたる87%にするとともに、CO2排出量を半分の約2400tに削減する。グループは、2016年度までにモーダルシフト率を100%にすることを目標に、強固な輸送体制を構築する。近年深刻化するドライバー不足への対応策にもなる。【味の素(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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