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環境ニュース[海外]

京セラ、夏の空調負荷低減へグループ計34拠点でグリーンカーテンを育成

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.06.26 【情報源】日本/2014.06.19 発表

 京セラは、夏の空調負荷を低減するため、グループの国内・海外計34拠点で、グリーンカーテン(緑のカーテン)を育成する。工場や事業所の建物の外壁に、ゴーヤをはじめとしたつる性の植物を育てる取り組みで、拠点数や規模を拡大して毎年積極的に展開している。節電・省エネの取り組みの一環で、今夏は過去最大の総面積を予定している。
 グリーンカーテンの育成は、2007年に長野岡谷工場(長野県岡谷市)が始めて以来、グループ企業に広がった。2013年夏はそれまでで最多の国内・海外計34拠点が参加した。今夏は一部入れ替わりがあるが、本社をはじめ、中国2拠点とタイ1拠点の海外3拠点を含む34拠点が、ゴーヤ、アサガオ、ヒョウタン、フウセンカズラ、キュウリ、ツタ、竹などを育てる。
 今夏、34拠点が育成するグリーンカーテンは、全長計約1053m、総面積約4314m2の規模に育つとみている。4314m2はこれまでで最も広く、テニスコート約16.5面分にあたる。成長とともに吸収するCO2の量は、全拠点を合わせて概算で、年間約1万5000kgを見込んでいる。34拠点の中で規模が最も大きいのは長野岡谷工場で、全長140m、面積420m2に及ぶ。
 グリーンカーテンは、強い日差しを遮って建物の表面温度上昇を防ぐ。室内の温度を2℃ほど下げるとされ、エアコンの電力使用が抑制できる。植物が吸収した水分が葉から蒸発する際に熱を奪うため、涼しく感じられる。京セラグループは拠点での生育に加え、ウェブサイトで育て方を紹介したり、一部拠点では地域に苗を配って普及を推進している。【京セラ】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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