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環境ニュース[国内]

凸版印刷、食品ロスや廃棄削減につながる軽包装向けのバリアフィルム展開

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2014.10.09 【情報源】企業/2014.10.03 発表

 凸版印刷は、食品のロスや廃棄削減につながる軽包装向けのバリアフィルム「FRESHLIGHT(フレッシュライト)」を展開する。水分や酸素の浸入や放出による製品の変質・劣化を防ぐ透明バリアフィルムの新ブランドとして、高湿度下でもバリア性能を保持するコーティングフィルム「FRESHLIGHT OPPタイプ」のサンプル出荷を10月中旬に始める。
 OPPは二軸延伸ポリプロピレンフィルムを指す。OPPを基材にした軽包装フィルム向けバリアフィルムは菓子・食品分野で使われている。温度や湿度の影響を受けて性能が低下するため、年間を通じて賞味を保持するバリアフィルムが求められていた。FRESHLIGHT OPPタイプは、高湿度下での酸素バリア性を従来のバリアフィルムと比べて約10倍に高めた。
 凸版印刷の透明バリアフィルムブランドは、PET基材を中心とした「GLフィルム」と、それを進化させて性能や機能を向上させた「PRIME BARRIER(プライムバリア)」がある。今回、GLフィルムで蓄積したコーティング技術を応用して、温度や湿度によるバリア性能の低下を抑えた軽包装向けバリアフィルムを開発し、FRESHLIGHTのブランドで投入する。
 2014年度中に量産技術を確立し、2015年4月から菓子・食品業界向けに販売する。従来の軽包装向けバリアフィルムと同等価格を予定する。ライフスタイルの変化に伴い、食品パッケージで小容量化が進んでいる。OPPを基材にした軽包装フィルム市場は堅調に伸び、2014年の規模は約240億円とされる。バリア性能の向上によって食品廃棄物の発生も減らせる。【凸版印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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