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環境ニュース[国内]

NEC、スペインのごみ収集事業者と同国の収集管理サービスの高度化事業に参画

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2014.10.10 【情報源】企業/2014.10.06 発表

 NECは、スペインのごみ収集サービス事業者と共同で、同国北部の都市、サンタンデール市のごみ収集管理サービスを高度化する事業に参画する。ごみ収集容器にセンサーを取り付け、容器内のごみの量や容器の設置場所などの大量の情報(ビッグデータ)を収集・分析し、ごみ収集車に搭載したモニターに最適な収集ルートやタイミングを表示する。
 サンタンデール市が進めるスマートシティー(環境配慮都市)プロジェクトの一環で、ごみ収集管理を高度化することで収集コストを削減する。併せて、排ガスによる環境負荷の低減を図り、環境に配慮したサービスを目指す。同市はNECのシステム基盤を2月に導入し、気温や道路の車のスピード・騒音などのデータを「見える化」する実証を行っている。
 ごみ収集管理サービスは、集積したごみの量を収集容器のセンサーでデータ化し、ネットワークを介して管理センターに送信する。センターでは大型スクリーンを使ったマップで一元管理でき、集まったデータを分析してごみ収集事業者に提供する。これによって、集積量の多い収集容器の回収を優先するなど、収集車を効率的に運用できる。
 ごみ収集車の無駄な収集作業を減らし、運用コストとCO2排出量を同時に削減できる。現在の一般的なごみ収集サービスは、決められたルートや時刻に収集事業者が集めているが、ごみの量に応じた収集ルートや時刻の調整が課題になっていた。NECの機械間通信(M2M)センサーやビッグデータの分析技術、「見える化」ソフトを活用する。【日本電気(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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