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環境ニュース[国内]

三菱重工、グループがシンガポールで廃棄物処理・発電施設の改造を受注

ごみ・リサイクル ごみ処理】 【掲載日】2014.10.27 【情報源】企業/2014.10.23 発表

 三菱重工業グループは、シンガポールで廃棄物処理・発電施設「SWTE」の改造工事を受注した。「ストーカ式」焼却炉の廃棄物受け入れ能力を10%拡大する。2016年7〜9月に完了する。シンガポール法人のMIESが主契約者で、子会社で廃棄物処理施設の三菱重工環境・化学エンジニアリング(MHIEC)が工事する。約10億円で受注した。
 SWTEはシンガポール北部のセノコ地区にあり、三菱重工が設計・施工して1992年に完成した。2009年からは同国政府の委託を受け、政府系インフラ企業のケッペル傘下が運転・管理している。改造するストーカ式焼却炉では、耐熱金属の角材を並べた床(ストーカ)の上で焼却対象物を突き上げて移動させながら燃焼させる。
 SWTEは現在、一般廃棄物を1日当たり2100tまで受け入れる契約をシンガポール環境庁と結んでいるが、改造工事によって高効率機器に入れ替え、処理量を1日当たり2310tに増やす。MIESは2013年に新たに環境関連施設の営業を始め、MHIECとともに廃棄物発電施設の新規建設とアフターサービス事業に取り組むことになった。
 SWTEの改造工事は、三菱重工グループにとって海外の廃棄物発電施設分野で初の本格的なアフターサービス工事となる。これを弾みに、東南アジアを中心に海外で事業拡大を進める。MHIECは、三菱重工の環境装置技術と廃棄物処理・発電施設の建設・運営ノウハウを2008年度に引き継ぎ、建設から運営まで総合的な提案力を強みにする。【三菱重工環境・化学エンジニアリング(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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