一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

清水建設、工業用クリーンルームの省エネ制御システムを開発、運用コスト削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.11.05 【情報源】企業/2014.10.29 発表

 清水建設は、工業用クリーンルームの省エネ制御システムを開発した。室内の清浄度に応じて粉じん除去用のファン・フィルター・ユニットをリアルタイムに制御し、運用コストを削減する。既に開発したクリーン空調システムと合わせると、清浄化費用が最大40%削減できる。節電の提案でクリーンルームの新設・改修工事の受注につなげる。
 大量の電気を消費する生産施設では節電・省エネが重要視されるなか、クリーンルームは空気の清浄度の維持や温度制御が最も優先され、設備機器が常に稼働している。今回、清浄環境の維持と節電・省エネを両立させる制御システムを開発した。
 省エネ制御システムは、クリーンルームの粉じん濃度を測る市販のパーティクルカウンター(微粒子測定器)と、同カウンターの数値を常時監視してファン・フィルター・ユニットの運転を制御するパソコンで構成する。ファン・フィルター・ユニットは室内の粉じんを除去して清浄度を高める装置で、ファンとフィルターが一体になっている。
 粉じん濃度が所定の値に近づくと運転強度を強め、逆の場合は弱める。タスク&アンビエントと呼ぶ独自のクリーン空調システムを導入したクリーンルームに適用すると、浄化と空調が異なる系統で行われて制御の自由度が増し、省エネ効果が高くなる。600m2程度の工業用クリーンルームで室内空気の清浄化費用が年間最大約80万円削減できる。【清水建設(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク