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環境ニュース[国内]

大日本印刷、エネルギーハーベスティング向け電源IC搭載モジュールで実証実験を開始

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2014.11.25 【情報源】企業/2014.11.17 発表

 大日本印刷(DNP)は、エネルギーハーベスティング(環境発電)向け電源IC(集積回路)搭載モジュールを使った屋内位置情報とO2O(オンライン・ツー・オフライン)サービスの実証実験を始める。組み込みソリューションの米スパンションと行い、同社のモジュールを利用する。O2Oはインターネットの情報を実店舗の集客につなげる手法を指す。
 スパンションのエネルギーハーベスティング向け電源ICは、電池や燃料なしで駆動する環境配慮型のネット関連機器の開発を実現する。太陽光と振動の両方で効率的にエネルギーを得られ、電源はモジュールに組み込まれた名刺半分大の太陽電池パネルから供給される。太陽電池は日常生活で使われる標準的な室内照明と同程度の光の量で連続動作できる。
 DNPは、日本航空とのプロジェクトで羽田空港第1旅客ターミナルと、成田、伊丹、関西、新千歳、福岡、那覇、仙台、小松、広島、松山、熊本、鹿児島の各空港の出発ロビー付近に電池不要の端末を設置し、10月9日に実験を始めた。日本航空のスマートフォン(多機能携帯電話)アプリ利用者に、運航状況や搭乗口、搭乗開始時刻などを配信している。
 さらに、イオンモールとともに同社が運営する商業施設「イオンレイクタウン」(埼玉県越谷市)では、駐車場からの施設入り口付近に照明を利用した太陽電池パネル給電タイプの端末を設置する。これによりスマートフォン向け専用アプリにデジタルフロアガイドを配信する実証実験を行う。これらのほか、さまざまな施設での実験を予定している。【大日本印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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