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環境ニュース[国内]

LRQA、妥当性確認審査したプロジェクトが「二国間クレジット制度」で初の登録

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2014.12.01 【情報源】企業/2014.11.26 発表

 ロイドレジスタークオリティアシュアランス(LRQA)が妥当性の確認審査をしたプロジェクト「インドネシアの工場空調及びプロセス冷却用のエネルギー削減」が、「二国間クレジット制度(JCM)」の初めてのプロジェクトとして登録承認された。インドネシアで10月31日に開かれた、JCMに関する日本・インドネシア合同委員会が承認した。
 JCMは、温室効果ガス排出削減の取り組み促進を目的に2013年に始まった。途上国に先進的な低炭素技術を移転する仕組みで、従来のクリーン開発メカニズム(CDM)よりプロセスを効率化した。提供した技術を使って削減された途上国温室効果ガスの排出量は日本の削減分に繰り入れられる。LRQAは、第三者機関に指定されて審査した。
 審査は、プロジェクトの計画書を中立の立場から評価し、制度が定める登録要件への妥当性を判断する。LRQAは、温室効果ガスの排出量削減プロジェクトの審査・検証で豊富な実績があるうえ、JCMの構築段階から参画している。今回、これまでの経験を生かし、正式な審査プロセスの最初の適用例になる妥当性の確認審査を厳正に行った。
 このプロジェクトは、インドネシア中部ジャワ州バタン市の紡績工場で使われている旧式冷凍機2基を新型の省エネ冷凍機1基に更新し、工場空調の省エネを図る内容で、2020年までに799tのCO2削減量を想定している。LRQAは初の登録承認を機に、日本企業が低炭素技術を活用して温暖化防止と途上国の発展に貢献する取り組みを支える。【LRQA】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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