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環境ニュース[国内]

コマツ、オフロード法2014年基準の排ガス規制に適合した小型油圧ショベル発売

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2014.12.03 【情報源】企業/2014.12.01 発表

 コマツは、オフロード法(特定特殊自動車排出ガスの規制等に関する法律)の2014年基準の排ガス規制に適合した小型油圧ショベル「PC78US」「PC78UU-10」の2機種を12月1日に発売した。NOx(窒素酸化物)とPM(粒子状物質)の排出量を低減する新世代エンジンを新たに搭載した。総合制御機能による最適な制御で燃費性能も高めた。
 オフロード法では、特定特殊自動車排出ガスのNOxとPM排出量を規制する。コマツが蓄積してきた独自のエンジン技術を集めて新開発したエンジンで同法の2014年基準をクリアした。同時に、稼働状況に合わせて機体のメーンユニットを最適に制御する機体総合制御を進化させ、機械が持つ能力を最大限に引き出しながら燃料消費を抑える。
 機体総合制御は、エンジンと油圧システムの最適なマッチング制御、油圧回路の損出低減、大容量の高効率油圧ポンプや高効率クーリングの採用などで燃料消費量を従来機と比較して5%低減する。待機などでアイドリング状態が続くとエンジンが自動停止して無駄な燃料消費をなくす機能もある。停止までの時間は任意に設定できる。
 鮮明で見やすい高精彩の7インチモニターでガイダンスを表示して省エネ運転を支援する。安全性にも配慮し、ロックレバー解除時に作業機レバーに触れて突然の誤作動を防ぐ機能を加えたほか、新採用のIDキーで盗難リスクを軽減する。どちらも標準バケット容量は0.28m3、バケット幅は650mmとなる。年間2000台の販売を目標にした。【(株)小松製作所】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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