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環境ニュース[海外]

国立公園新ビジョンに向けたレビューを発表

自然環境 自然公園】 【掲載日】2002.07.24 【情報源】イギリス/2002.07.13 発表

 イギリスのサウザンプトン大学で国立公園協会(the Council for National Parks)の会議「21世紀の国立公園」が開催され、アラン・マイケル地方担当大臣は、国立公園の新ビジョンを打ち出す計画を発表した。これは国立公園の展開を支援する政策パッケージの一環。
 会議の席上、同大臣は、国立公園当局のレビューの結果を公表。50以上の勧告がなされたが、主要なポイントは以下のとおり。
・政府の国立公園政策新ビジョンの広報活動
・従来からある二つの基本方針の維持 (1)保全 (2)各公園の個性の理解、活用を促進
国立公園が地域活性化に大きな役割を果たすことができるよう、社会・経済的な支出上の制約を取り払う。
・公園当局のメンバー数を20人から最高25人におさえ、決定をスムーズに行えるようにする。
・公園当局メンバーの大半は地域の出身者であることを前提とするものの、国レベルのメンバーの割合も増やす。
・独立した議長を導入する
国立公園当局の「許認可情報窓口(first-stop shop)」としての役割を促進する。
国立公園の理解を高め、持続可能なツーリズムを促進する。
 アラン・マイケル大臣は、「国立公園は、環境的、社会的及び経済的な国の財産である」として、「将来の世代によい形で伝えようとするのであれば、この3点を考慮する必要がある」と改革の方向性を示した。また、国立公園の見直しは、地域の社会・経済活動の活性化につながるなど地域コミュニティにとっても、国全体にとっても意義があると強調されている。【イギリス環境・食糧・地方事業省】

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