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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、カナダの発電会社から天然ガスだきGTCC発電設備を受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.01.15 【情報源】企業/2015.01.09 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)は、カナダの発電会社、キャピタルパワー・エンマックスから、天然ガスだきガスタービン・コンバインドサイクル(GTCC)発電設備を受注した。高効率の最新ガスタービン「M501J形」を採用したGTCC2系列で、同国アルバータ州ウォーバーグに新設される。
 MHPSの米国事業会社、MHPSAが全額出資するカナダ法人、MHPSCを通して受注し、併せて長期保守契約も締結した。ジェネシー発電所の4、5号機向けで、出力はそれぞれ50万kWを超える。4号機が2018年末以降、5号機は2020年の運転開始を予定している。発電設備はM501J形ガスタービンと、蒸気タービン、排熱回収ボイラー、発電機などで構成される。
 この設備は、ガスタービンと蒸気タービンを共通のシャフトで結んで発電する「シングルシャフト・コンバインドサイクル」を採用した。プラント建屋が小さくでき、プロジェクトのコストを削減する。MHPSは主要機器の製作・供給を担当し、運転開始後はガスタービン、発電機の保守・管理、代替部品供給とリモートモニタリングを行う。
 GTCC発電はガスタービンで発電した後、その高温排ガスで蒸気タービンでも発電する。効率が高く、M501J形を使うと、従来型の石炭だき火力発電と比べてCO2排出量が約50%低減できる。M501J形は世界最高水準の高効率運転が可能で、2009年に市場投入して以来、50Hz用の「M701J形」を合わせて36基受注している。カナダでは今回初めて受注した。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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