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環境ニュース[国内]

コニカミノルタ、東京都日野市・病院と災害時協力協定、事業所の水資源を供給

環境一般 まちづくり】 【掲載日】2015.03.04 【情報源】企業/2015.02.26 発表

 コニカミノルタは、東京都日野市、同市立病院と災害時協力協定を2月26日に結んだ。同市内にある同社の事業所、東京サイト日野の水資源を活用し、地震などの災害が発生した際、構内にある「救いの泉」と名付けた井戸から同病院に水を供給する。稼働体制が整い、東京サイト日野で同日、同市長らが出席して給水セレモニーを実施した。
 日野市は多摩川と浅川に挟まれ、富士山系の深層地下水資源に恵まれる。東京サイト日野は地下約150mに達する井戸を13本保有し、くみ上げた地下水を飲料水や手洗いなどの生活用水に利用している。今回、救いの泉として1本の井戸について停電しても揚水、ろ過・殺菌装置が稼働できるように自家発電設備を増強し、供給体制を構築した。
 救いの泉の井戸は、24時間連続稼働した場合に1日あたり約700tの飲料水、同3000tの生活用水を供給する能力がある。締結した災害時協力協定では市立病院への井戸水の供給に加え、近隣住民に対する飲料水、生活用水を提供する。併せて、日野市、市立病院の避難場所に東京サイト日野敷地内のグラウンドと体育館を活用する。
 コニカミノルタは「防災中期計画」で従業員の安全確保や事業継続化計画(BCP)の枠を超え、自社資源を活用して地域に貢献するよう領域を広げた。災害時に医療機関では水の確保が重要になるため、東京サイト日野の井戸設備を生かして近接する市立病院に水を供給することにした。救いの泉から市立病院への水輸送は日野市が担当する。【コニカミノルタ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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