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環境ニュース[国内]

三菱日立パワーシステムズ、インド合弁会社が超臨界圧発電所向けボイラー受注

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.03.09 【情報源】企業/2015.03.04 発表

 三菱重工業と日立製作所の火力発電システム事業を統合した三菱日立パワーシステムズ(MHPS)のインド合弁会社、L&T-MHPSボイラーは、超臨界圧石炭火力発電所向けの超臨界圧ボイラーを2基受注した。同ボイラーは、インド国営火力発電公社(NTPC)が新設する。超臨界圧は蒸気を高温・高圧にする仕組みで発電効率が高く、燃料使用量とCO2排出量を抑制する。
 インド北部のウッタル・プラデシュ州タンダ地区に造られるタンダ超臨界圧石炭火力発電所1、2号機向けで、各66万kWの出力がある。1号機が2018年7月、2号機は2019年1月の運転開始を予定し、増大する地域の電力需要を支える。L&T-MHPSボイラーは、同国建設・重機最大手のラーセン・アンド・トウブロ(L&T)とともに2007年に設立した。
 L&T-MHPSボイラーが製作・供給から現地据え付け、試運転までを手掛け、MHPSはボイラー2基の中核になる耐圧部を供給する。MHPSは、高効率で環境負荷が抑えられる超臨界圧と、さらに高温・高圧にする超々臨界圧石炭火力発電の分野で多くの実績がある。今回の2基の受注によってインド向けの超臨界圧ボイラーの受注は累計11基に拡大した。
 NTPCはインドの発電シェア約25%を占める同国最大の電力事業者で、火力発電の建設・運営・コンサルティングや水力発電の開発を行う。インドは経済発展に伴って電力需要が急増し、一部では電力不足が深刻化している。そのため大規模な電源開発が計画され、今回もその一環の取り組みだ。MHPSは超臨界圧技術を生かし、今後もインドで受注を目指す。【三菱日立パワーシステムズ(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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