モニタリングサイト1000　平成26年度シギ・チドリ類調査　秋期調査結果公表

　環境省生物多様性センターは、モニタリングサイト1000の一環として実施しているシギ・チドリ類調査について、平成26年度の秋期（2014年８月～９月）に行った調査結果をとりまとめ公表した。全サイトの最大個体数の合計は53種、31,354羽で、このうち連続して調査を行っているサイトでは18,634羽といずれも2000年以来の過去最少の数となった。環境省レッドリストで絶滅危II類に掲載されているオオソリハシシギの他、ムナグロ、オバシギ、チュウシャクシギなど合計９種が調査開始以来最も少ない数となった。減少の要因について様々であると考えられるが特に東アジアにおける水辺の生息環境の悪化が懸念される。
　絶滅危惧種では、ⅠA類のヘラシギが確認されましたがこの11年間で徐々に減少しており、今後の動向に注意が必要としている。【環境省】