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環境ニュース[国内]

世界資源研究所、炭素価格付けの利点をまとめた政策決定者向けハンドブックを公表

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.05.19 【情報源】/2015.05.15 発表

 世界資源研究所(WRI)は、アメリカの政策決定者を対象に、炭素価格付けの要素や選択肢をまとめたハンドブックを公表した。それによると、炭素価格付けはCO2排出削減で中心的な役割を果たし、同国に様々な経済的利益をもたらすという。このハンドブックは、炭素価格付けメカニズムに関するWRIの一連の刊行物の第一弾となるもので、最新の研究に基づき、炭素価格付けの特徴、排出削減のための各種インセンティブの持つ経済的影響、CO2排出量の多い業界から得た財源の有効な利用方法等についてまとめられている。例えば、炭素価格付けによる歳入は、減税や還付に回すことができ、CO2排出量の多い商品やサービスから排出量の少ないものへの転換を促進するためにも利用可能だという。既に40近くの国が炭素価格付け制度を導入しており、カルフォルニア州も2012年から、炭素価格付けのメカニズムの一つであるキャップ・アンド・トレード制度を実施している。最近の世論調査によると、アメリカ国民の大多数が同国における炭素価格付け制度の導入に賛同しているという。【世界資源研究所

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