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環境ニュース[国内]

東京ガス、運転効率を高めた小型温水ヒーターを共同開発、燃焼量を細かく制御

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.07.01 【情報源】企業/2015.07.01 発表

 東京ガスは、運転効率を高めた小型温水ヒーター「NEOSシリーズ」「SVシリーズ」(定格出力186〜349kW)を大阪ガス、東邦ガス、西部ガス、熱源・空調機器の昭和鉄工と共同で開発した。温水の使用状況に合わせて燃焼量を細かく制御する“比例制御バーナー”を備えて省エネを実現する。ガス各社が7月に提案を始め、昭和鉄工が販売する。
 小型温水ヒーターは水を加熱して温水を作る設備で、ホテル、病院、福祉施設などの業務用途で使われている。比例制御バーナーは、出力が30〜100%の間に燃焼量を自由に制御できる。一般的な小型温水ヒーターは、出力が100%と0%の2段階で制御するオン・オフバーナーを搭載し、温水の使用量が少ない場合はオンとオフを繰り返す。
 再度オンにする際は内部換気が必要で、同時に熱が外に排出されて熱損失が発生するが、比例制御バーナーはオン・オフの頻度を低減するため転効率が向上する。温水負荷30%の場合で従来製品と比べ効率が約7%高まる。低出力時は送風ファンの風量が減少して静音性も向上する。従来製品の顧客はバーナーだけ取り換えることもできる。
 NEOSシリーズは単純な構造でメンテナンスコストが抑えられる無圧式、SVシリーズは伝熱効果が高く高温の温水が供給可能な真空式と呼ぶ方式を採用した。真空式の定格出力291kW以下に比例制御バーナーを実装するのは国内で初めてという。比較的小規模な建物で大量の温水が必要なビジネスホテル、温浴施設、高齢者用施設などに提案する。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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