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環境ニュース[国内]

ドイツ 廃電子電気機器法改正法が連邦議会で承認

ごみ・リサイクル】 【掲載日】2015.07.17 【情報源】/2015.07.03 発表

 ドイツ連邦環境省は、廃電子電気機器法改正法案が7月2日に連邦議会で承認されたことを公表した。同法案は、7月10日に連邦参議院での承認が見込まれており、その後、施行される。法案施行により、2015年秋以降、使用済み電気・電子機器の処理には、新規則が適用される。その一つが、電気・電子機器の売り場面積が400平方メートルを越える大型販売店への、電気・電子機器販売の際の同レベルの使用済み電気・電子機器の引き取りの義務付けである。一辺の長さが25センチ未満の小型機器については、対象販売店には、機器の購入がなくとも引き取りが義務付けられる。機器の引き取りは、常に無料で行われる。これにより、家庭ごみの回収を通じて破棄される使用済み電子・電気機器の削減を目指す。2013年の電子・電気機器回収量は、一人あたり年間7.6キログラムであったが、改正法により、その回収量の増加を目指す。さらに、ドイツ国内における処理の簡素化が見込まれ、使用済み電子・電子電気機器の違法輸出の阻止強化を目指す。使用済み電子・電気機器の輸出には最低基準と証明責任の転換が導入され、今後、輸出者は、機器は中古機器であり、廃棄物ではないと証明することが求められる。業者には、同法施行後9カ月間の期限の間に義務を達成し、適切な回収場所の設置が求められる。【ドイツ連邦環境省】

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