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環境ニュース[国内]

富士電機アメリカが同国の火力発電プラントサービス会社を買収、事業を強化

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.08.13 【情報源】企業/2015.08.04 発表

 富士電機が100%出資する米国子会社、富士電機アメリカは、同国の火力発電プラントサービス事業会社、RTSホールディングスグループ(ミズーリ州)を買収する。全事業を譲り受ける契約を結んだ。発電プラントの老朽化に伴って近年、各地で設備の点検・保守のニーズが拡大する中、買収によって同国で火力発電事業を強化する。
 富士電機は発電プラント関連のサービス事業を重点分野の1つに位置付けていて、市場規模が大きい米国でサービス会社を買収することにした。RTSは蒸気タービン・発電機と周辺機器の修理・補修で数多くの実績があり、米国の火力発電事業者の認知度が高いという。買収で新会社「リライアブル・タービン・サービシズ」を立ち上げる。
 新会社は富士電機アメリカが100%出資し、8月31日の設立を予定する。RTSの事業を引き継ぎ、2018年度に60億円の売り上げを目標にする。顧客の更新需要の取り込みを強めるなど、米国で発電事業の拡大を推進する。具体的には、顧客に納入した富士電機製品に対して迅速な点検と保守対応が可能になり、設備の停止期間を短縮する。
 さらに、富士電機が保有する補修技術、アフターサービスに加え、RTSのサービス技術・知見、設備を導入することでサービスメニューを拡充する。富士電機とRTSの各拠点のサービスネットワークを最大限に活用してサービス網の拡大を図り、提案活動を強化する。買収は富士電機が進める現地完結型ビジネスの基盤整備の一環の取り組みである。【富士電機(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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