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環境ニュース[国内]

東芝・清水建設、生体センサーを使った作業員の健康管理実証実験を開始、熱中症防止

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2015.08.31 【情報源】企業/2015.08.25 発表

 東芝と清水建設は、東芝のリストバンド(手首に巻き付けるバンド)型の生体センサーを使った、建設作業員の健康管理の実証実験を8月25日に始めた。三重県四日市市にある清水建設の建設現場に従事する作業員を対象に、体調を24時間見守り、夏の熱中症などを防止する。実証実験は2016年8月24日まで1年間実施し、東芝は健康管理システムの開発を進める。
 対象の作業員70人は、リストバンド型生体センサーを24時間身に着ける。出勤時に前日までの睡眠、食事、活動量などのデータをスマートフォン(多機能携帯電話)で確認し、それぞれで体調を把握する。リストバンド型生体センサーは腕に装着するだけで連続した日のデータが容易に計測でき、2週間充電不要で使える。
 東芝は清水建設と協力し、体調に応じて作業量を調整できるよう、個人のデータを現場管理者のタブレット(多機能携帯端末)や職場のパソコンで管理・閲覧するシステムを構築する。清水建設は、作業員が身に着ける計測器で現場の温度、湿度を測定する熱中症危険度計測技術を既に導入していて、今回、リストバンド型生体センサーを加える。
 データから、作業員個人の毎日の健康管理ができ、職場の安全性向上にも役立つ。清水建設は、作業環境を改善すると同時に、作業員の状況をリアルタイムに把握・管理することできめ細かい対策を実施し、安全性と品質、生産性の向上につなげる。東芝は生体センサーを使用した健康増進、安全性向上、病気予防など幅広い活用を目指す。【(株)東芝】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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