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環境ニュース[国内]

リコー、メキシコの干潟と生物圏保護区で森林生態系保全のプロジェクトを開始

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2015.09.25 【情報源】企業/2015.09.18 発表

 リコーは、メキシコ南部のオアハカ州とチアパス州に広がる干潟生物圏保護区で、森林生態系を保全するプロジェクトを始める。マングローブ林の保全活動を進め、湿地生態系の回復や自然災害による被害の緩和を図る。鳥類生態系保全の指標にして生息環境の保護活動を行う一般社団法人バードライフ・インターナショナル東京の協力で展開する。
 プロジェクトはマール・ムエルト干潟とエンクルシハダ生物圏保護区で行う。この地域は渡り鳥が経由するルートの重要な場所で、太平洋沿岸やメキシコ湾を渡る多くの絶滅危惧種の生息地になっている。しかし、マングローブ林の伐採や、水路、堤防の建設などに伴う乾燥化、ゴミによる汚染などを要因とする湿地生態系の劣化が心配されている。
 台風をはじめ自然災害の被害もあり、漁業への影響も出ている。こうしたことからリコーはプロジェクトを実施する。バードライフ・インターナショナルのメキシコのパートナー団体が進め、植林面積の増加、マングローブ林生態系調査の仕組みの構築・実施、復元したマングローブ林を持続的に利用する生計向上活動−−に3年間取り組む。
 3年をパイロット活動として、成果を生かして植林地域を広げる。リコーは1999年から自社の社会貢献積立金を活用した森林生態系保全プロジェクトを推進している。植林とは違い、固有の生物種の生息域や住民生活を守ることを狙いに、持続的な森林管理の枠組みを構築する。プロジェクトはロシア、中国、マレーシアなどで行い、メキシコは14件目となる。【(株)リコー】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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