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環境ニュース[国内]

東京ガス、ガスと電気を組み合わせた業務用空調を最適制御するサービスを開発

エネルギー その他(エネルギー)】 【掲載日】2015.10.02 【情報源】企業/2015.09.30 発表

 東京ガスは、ガスヒートポンプと電気モーターヒートポンプを組み合わせた新しい業務用空調システム「スマートマルチ」を遠隔で最適に制御するサービス「ENESINFO(エネシンフォ)」を開発した。システムとのセットで店舗・商業施設、事務所ビルなどに展開し、10月に営業を始める。スマートマルチとエネシンフォは2016年4月に販売を開始する。
 スマートマルチは、ガスヒートポンプと電気モーターヒートポンプを同じ冷媒系統に組み合わせた日本初の空調システムで、東京ガス、パナソニック、大阪ガス、東邦ガスが共同開発している。運転やエネルギー需給の状況、季節や時間帯によって異なる料金からガスヒートポンプと電気モーターヒートポンプを使い分け、エネルギーコストを削減する。
 エネシンフォは、スマートマルチのエネルギー使用量や運転データなどの情報を集め、変化するエネルギー需給や料金を監視してガスヒートポンプと電気モーターヒートポンプを最適な比率に遠隔から制御する。電気料金が安価な朝、夜間などの時間帯は電気、電力需要が大きい日中はガスで運転することで、使い方に合わせて省エネ・省コストを図る。
 夏の例だと、深夜・未明は電力単独、朝と夕方は電力主体、午前・午後はガス主体、昼はガス単独で運転する。同規模の電気モーターヒートポンプと比べてランニングコストが約20%低減できる。データを基に翌日の電力需要を予測する手法を開発し、遠隔監視センターで時刻別に最適な運転比率を算出する。電力需給ひっ迫時の節電要請にも対応する。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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