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環境ニュース[国内]

住友ゴム、スペアタイヤ不要で省資源・軽量化につなげる2つの技術を開発

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.11.02 【情報源】企業/2015.10.28 発表

 住友ゴム工業は、スペアタイヤを不要にして省資源・軽量化・省エネにつなげる2種類の技術を新たに開発した。空気の充てんの必要がなくパンクが発生しない技術「GYROBLADE(ジャイロブレイド)」と、タイヤトレッド(路面と接触する部分)の損傷による空気漏れを防ぐ技術「CORESEAL(コアシール)」で、安全性も高まる。
 住友ゴムが進める環境に配慮した商品開発の一環で、ジャイロブレイドは、金属製のホイールと特殊樹脂のスポークで構成する車輪の外周に、タイヤのトレッド部を接着させた形状を持つ。空気を充てんすることなく、車重を支える、駆動・制動力を路面に伝える、衝撃を和らげる、方向を転換・維持するといったタイヤの基本性能を確保する。
 パンクや整備不良による空気圧の心配がなく、スペアタイヤが不要になることで走行時の車両が軽量化でき、燃費性能を向上させられるうえ、スペアタイヤに使用する資源を節減する。パンクがなくなりメンテナンス作業も軽減する。特殊樹脂のスポークは、さまざまな色のバリエーションが提供できるため、ファッション性も高められる。
 コアシールは、タイヤトレッド部の裏側に粘着性と粘度のある特殊材料「シーラント剤」を塗布する。直径5mmまでの釘やネジなどがタイヤに刺さってトレッド部の裏側に貫通する損傷が起きた場合、シーラント剤が異物に粘着して空気漏れを防止し、抜けるとシーラント剤が入り込んで穴をふさぎ、空気圧を維持したまま走行できる。【住友ゴム工業(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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