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環境ニュース[国内]

凸版印刷、空気の力で自立する液体製品容器を花王グループが採用、廃棄が容易

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.12.01 【情報源】企業/2015.11.25 発表

 凸版印刷が展開する空気の力で自立する液体製品容器のスタンディングパウチ「エアホールドパウチ」が、花王プロフェッショナル・サービスの食器用中性洗剤「パフォーミィ」の容器に採用された。同社は、花王グループで業務用製品・事業者支援などを手掛けている。トイレタリー(化粧品・洗剤)製品で初めてで、廃棄しやすい上、環境負荷を低減する。
 エアホールドパウチは、パウチのサイド部分に縦方向に空気を封入して自立性を高めた。内容物が減っても自立性が維持される。見た目が美しいことに加え、空気の柱があることで握りやすさが向上し、強く持っても内容物が吹き出さない。使用後は空気を封入した部分を開封して空気を抜くことで、小さくたたんで廃棄できるようになる。
 花王プロフェッショナル・サービスはパフォーミィの容量2Lの容器に、エアホールドパウチの透明ハイバリアーフィルム「GL FILM」を使ったグレードを採用した。GL FILMは凸版印刷が独自開発したバリアーフィルムで、酸素ガスと水蒸気のバリアー性は世界最高水準だ。アルミ不使用でありながら酸素バリアー性に優れる点を評価した。
 さらに、花王プロフェッショナル・サービスがこれまで使用していたプラスチックボトル容器をエアホールドパウチに置き換えたことによって、同容量の容器と比較して廃棄プラスチック量を約45%削減する。凸版印刷は、液体製品を扱う業界にエアホールドパウチの販売拡大を進め、関連の受注を含め2016年度に10億円の売り上げを目指す。【凸版印刷(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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