一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

三菱地所グループ、山梨の県有林企画コンペに当選、FSC認証材の安定調達確立

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2015.12.16 【情報源】企業/2015.12.11 発表

 三菱地所グループは、山梨県が新設した同県有林に関する企画提案コンペ「やまなし提案型システム販売(一般製品部門)」に当選した。県有林は国際的な森林認証制度FSC森林管理協議会)認証を国内の公有林で初めて取得している。三菱地所グループはFSC認証材の安定した調達ルートを確立し、環境に配慮した木材の利用を推進する。
 やまなし提案型システム販売は、山梨県有林の木材をFSC認証材の需要者に直接供給して加工・流通を合理化するとともに、販売網構築による需要拡大を狙いに、同県が2015年に設けた。流通・加工を認証取得事業者が扱うことで認証木材として販売できる。FSC認証は生物多様性や水資源、土壌への影響に配慮して適正に管理される森林を認める。
 三菱地所グループは、建築資材製造・加工・販売の三菱地所住宅加工センターと、注文住宅事業の三菱地所ホームなどが共同でコンペに当選した。住宅加工センターはFSCの加工・流通過程の管理の認証(CoC認証)を取得している。FSC認証材の生産地から加工、注文住宅までをつなぐ流通体制が構築でき、持続可能な木材の活用をさらに広げる。
 三菱地所ホームは2011年から木造ツーバイフォー工法の住宅でFSC認証材を利用し、主要構造材の認証材比率は約20%とトップ水準だ。今回の当選で、2016〜2018年の3年間に使う床用の構造用合板に標準採用できる6000m3の認証材調達が可能になった。三菱地所グループは認証材の使用を進め、認証材を示す印字などで認知度を高める。【三菱地所(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク