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環境ニュース[国内]

ドイツ ロシア政府との気候・自然保護の協働を引き続き推進

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.03.04 【情報源】/2016.02.16 発表

 連邦環境省は、フラスバース連邦事務次官がロシアを訪問し、両政府が、今後も協働で気候・自然保護を推進していくことに合意したことを公表した。ドイツは、2008年以降、ロシアの森林保護に対し1800万ユーロを拠出しており、温室効果ガス排出の削減に貢献している。今回の訪問では、WWFのロシア支部とドイツ復興金融公庫が、ロシア極東部のビキンで実施した4年間にわたる森林保護プロジェクトが評価された。この地域は原生林な無垢な形で残っており、プーチン大統領は、2015年末に国立公園に指定している。プロジェクトは、気候保護、生物多様性の維持、そして現地住民グループの支援を連携させた良い事例として評価されている。対策の財源拠出にあたっては、多様な革新的なファイナンスアプローチが実施されており、例えば、現地住民による地域の持続可能な製品の生産と販売を行い、それにより生じた売上により、地域の保護を長期的に確保することが可能となっている。これは、森林保護と気候保護が経済的に両立できることを示した事例であり、ここで確立された対策は、将来的に、ロシアの他の地域で活用することが期待されている。【ドイツ連邦環境省】

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