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環境ニュース[国内]

東京ガス、小型ガスコージェネシステムの新製品を共同開発、設置スペース削減

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.03.31 【情報源】企業/2016.03.29 発表

 東京ガスは、小型ガスコージェネレーション(熱電併給)システム「ジェネライト」の新製品を大阪ガス、東邦ガスなどと共同開発し、4月に販売を始める。場所に制約がある屋内にも設置できる小型コージェネとして、設置に必要なスペースを大幅に削減した。同時に、燃焼方式の変更によって小型コージェネでトップ水準の総合効率を達成した。
 新製品は35kWの定格出力がある。現行の25kWのコージェネで使用している小排気量のガスエンジンを基にした年少方式「ストイキ燃焼」を採用し、エンジンサイズをそのままで出力を35kWに高めた。ストイキ燃焼方式は、空気と燃料が残らず反応する濃度で混合して燃焼させる。燃料に対して空気を過剰混合する従来方式と比べて、発電出力が大きい。
 現行の35kWのコージェネと比較して設置スペースを約3割削減して小型化するとともに1割軽量化した。サイズは幅2000mm、高さ1995mm、奥行き800mmだ。現行は奥行きが1100mmあった。さらに構造の改良で本体を上下に2分割できるようにし、既存の建物へ搬入しやすくした。従来の空冷式と違って、大規模なダクト工事が要らない水冷式にも対応する。
 ストイキ燃焼方式で燃焼室内の燃料ガス濃度が高くなり、体積あたりの発熱量が大きくなることで排気ガス温度が上がる。これにより、排熱回収量が増加する。加えて、熱交換器の配管を最適化して、熱交換部分の表面積を拡大し、総合効率88%を実現した。標準仕様と停電対応仕様を用意した。既存設備の取り換えや温水需要が多い病院、ホテル、福祉施設に提案する。【東京ガス(株)】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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