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環境ニュース[国内]

キリンビバレッジ、アフリカ・マリに清潔で安全な水を供給するプログラム実施

水・土壌環境】 【掲載日】2016.04.11 【情報源】企業/2016.04.07 発表

 キリンビバレッジは、西アフリカのマリに清潔で安全な水を供給するプログラム「1L for 10L(ワンリッター・フォー・テンリッター)」を今年も、公益財団法人日本ユニセフ協会と5月1日〜8月31日にする。同社はキリンホールディングスのグループ企業、キリンの100%子会社で、清涼飲料を手掛けている。同プログラムは、2007年から続けてきて、10年目の今回が最終年となる。

 1L for 10Lは、キリンビバレッジが輸入・販売するミネラルウオーターブランド「Volvic(ボルヴィック)」が国連児童基金(ユニセフ)と世界規模で展開する途上国向けの支援活動で、キリンビバレッジは日本版として行っている。今回もマリを対象にし、期間中のボルヴィック製品の販売総量に応じて、売り上げの一部をユニセフに寄付する。

 日本の顧客がボルヴィックを1L購入すると、マリの住民に10Lの清潔で安全な水が供給される仕組みだ。キリンビバレッジがこれまで9年間に支援してきた額は約2億8400万円にのぼり、同国には建設中を含めて277基の井戸(水場)が新設・修復された。対象地域の人口は約28万6000人で、供給された水の総量は約47億3700万Lになると見込まれている。

 9年間の活動によって、農村部で濁った水を使う状況が改善され、水と不衛生な環境が原因の下痢や寄生虫病、コレラなどを大きく減らした。加えて、現地住民が自ら井戸のメンテナンスができるように工具を提供して作業員を育成するとともに、住民への啓発活動を行った。建設・修復された水場はプログラム終了後も10年以上保守・管理される。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)


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