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環境ニュース[国内]

横河電機、石油・ガス産業向けソフト・コンサルティングの英国企業の買収を完了

エネルギー 省エネルギー】 【掲載日】2016.04.12 【情報源】企業/2016.04.08 発表

 横河電機は、英国企業、KBCアドバンストテクノロジーズの買収を4月7日に完了し、完全子会社にした。同子会社は、石油・ガス産業向けに操作効率向上・収益性改善のためのソフト提供とコンサルティングサービスを手掛けてきた。買収により、石油・ガス産業を対象に経営から現場レベルまで、一括したソリューションの提供が可能になり、KBCが築いてきた顧客基盤も活用できる。
 KBCは1978年の設立で300人を超える従業員がいる。石油産業の開発・生産工程から精製工程までのソフトとコンサルティングを提供し、一連のプロセス管理やコスト削減業務を主に実施している。操業の最適化やシミュレーションを行う技術と、それに基づくコンサルティングを強みに、英国、米国、シンガポールを拠点に世界規模で事業を展開する。
 横河電機は制御システムや、生産現場で温度・流量・圧力などを測定する設備機器など、効率的で安全な操業を支えるソリューションを提供している。KBCの買収で石油・ガス産業の経営層へのコンサルティング、ソフトから制御システム・設備機器までを手掛けるグループになった。KBCは国営石油会社や国際石油資本、独立系石油会社などを顧客に持つ。
 今後横河電機は、KBC買収の効果を高めるために統合検討チームを立ち上げる。相乗効果の創出に向けたアクションプランの策定を進め、グループを挙げて顧客への新たな付加価値の提供を目指す。横河電機は2017年度を目標にした中期経営計画で、制御事業の戦略の1つにソリューションサービスビジネスの拡大を掲げていて、KBCの買収はその一環となる。


提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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