一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

凸版印刷、米国法人の透明バリアフィルム工場が完成、環境観点に基づく需要に対応

環境一般】 【掲載日】2016.04.13 【情報源】企業/2016.04.08 発表

 トッパンUSAが米国ジョージア州に建設した透明バリアフィルムの工場「ジョージア工場」が4月7日に完成した。同社は、凸版印刷の米国ジョージア州現地法人で、凸版印刷の透明バリアフィルム事業で初めての海外生産拠点となる。環境の観点に基づくフードロス(捨てられる食品)削減への取り組みなどに伴い、今後見込まれる需要の増加に対応する。
 透明バリアフィルムは水蒸気、酸素などのガス透過を防ぐ機能を備えた透明のフィルムを指す。ジョージア工場は9640m2の建築面積があり、約100億円を投資した。透明バリアフィルムブランド「GL FILM(フィルム)」は、トップ水準のバリア性能で食品・飲料、医療医薬、産業資材などさまざまなニーズに応える。トッパンUSAでは、GLフィルムを中心に生産する。
 凸版印刷はGLフィルムなど透明バリアフィルムを1986年から販売し、世界トップクラスのシェアを持つ。世界の包装材市場は環境意識の高まりを受けて、フードロスの削減に加え、瓶・缶から軟包装材への置き換えが進み、透明バリアフィルムの利用拡大が予想される。特に北米では食品の長期保存や安心・安全の確保が求められている。
 こうした背景から凸版印刷は、米国に透明バリアフィルムの生産拠点を設けた。新工場で生産する透明バリアフィルムは、北米のほか欧州や成長が見込まれる中南米に提供する。凸版印刷の透明バリアフィルムの供給能力は新工場で大きく拡大する。2018年度に透明バリアフィルム関連事業全体で約1000億円の売り上げを目指す。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク