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環境ニュース[国内]

ヤマト運輸、宮崎で実施の路線バスでの荷物輸送「客貨混載」を拡大し、CO2を削減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.06.08 【情報源】企業/2016.06.01 発表

 ヤマト運輸は、宮崎県で同県バス最大手、宮崎交通(宮崎市)と実施している路線バスでの宅配便の荷物輸送「客貨混載」を6月1日に拡大した。これまでの1路線に2路線を加え、3路線で展開する。荷物を運ぶトラックの走行がさらに減り、CO2排出量が一層削減できる。物流の効率化と過疎・高齢化が進む中山間地域のバス路線維持を目的にする。

 客貨混載は路線バス車両の中央部に荷台スペースを設け、2015年10月に西都市と西米良村を結ぶ路線で始めた。県北部の延岡市、日之影町、高千穂町、日向市、美郷町、諸塚村でも、物流の効率化とバス路線維持が課題になっていることから今回、これらの市町村の路線に導入した。2路線で2台ずつ計4台のバス車両に新たに荷台スペースを設置した。

 延岡市−日之影町−高千穂町と、日向市−美郷町−諸塚村の路線で、延岡市−日之影町−高千穂町は、延岡市発に1日2便、高千穂町向け荷物を積み込み、同町発1日1便に県内向け当日便の荷物を積む。延岡市で午前11時半までに預かった荷物は当日中に高千穂町に届き、同町で同9時15分までに預かった荷物は当日に県内に届けることができる。

 この路線では、これまで延岡市から高千穂町まで約50kmを輸送していたトラックの走行距離が10分の1の5kmに減り、その分のCO2排出量削減が可能になる。日向市−美郷町−諸塚村では同村発1日1便、同村と美郷町で集荷した荷物を路線バスの回送便で日向市に輸送する。当日発送する荷物の締め切りが午後3時から同5時まで延び、サービスが向上する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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