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環境ニュース[国内]

イオン、天然資源に依存しないサイクルの完全養殖ブリを1000店舗で発売

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2016.06.13 【情報源】企業/2016.06.03 発表

 イオンは、天然資源に依存しない養殖サイクルで育てた完全養殖ブリ「トップバリュ宮崎県産活き〆ぶり(養殖)」を全国の総合スーパー「イオン」など、グループ約1000店舗で6月3日に発売した。完全養殖ブリはプライベートブランド(PB)として日本で初という。消費量が急増している水産物の持続可能な調達につなげる。

 6月の環境月間に合わせて展開する。完全養殖は、人工ふ化した魚を親にして受精卵を採取し、そこから次の世代を育てる方法で、天然資源に頼らないサイクルを確立している。そのため、限りある海の資源を損なわない。通常の養殖は、稚魚を天然に依存したり天然の親を育てたりして、その卵からふ化させる方法を指す。

 環境負荷が低いエサを採用して海にも配慮して養殖している。完全養殖は、ふ化から店頭販売までの流れが追跡でき、安全・安心でもある。今回発売した完全養殖ブリは、水深があって海水の流れに恵まれる沖合のいけすで1年半かけて育てた。本来のブリの生活環境に近いことからストレスが少なく、質が高くおいしくなる。

 今夏は2万尾の出荷を予定し、2カ月程度の販売期間を見込む。価格例は100gあたりで切り身は321円(税込み)、同刺身用は473円(同)となる。イオンは、環境保全団体のWWFジャパンなどが主催する水産資源の持続可能な利用を訴えるキャンペーン「サステナブル・シーフード・ウィーク」にも協賛し、店頭販売を強化する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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