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環境ニュース[国内]

佐川急便、新潟の北越急行と貨客混載事業を展開、モーダルシフトで環境負荷を低減

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.06.16 【情報源】企業/2016.06.06 発表

 佐川急便は、新潟県の第三セクターの鉄道会社、北越急行(南魚沼市)と、貨客混載事業を展開することで合意した。宅配便の荷物を北越急行の旅客列車で運び、トラックから鉄道に輸送手段を転換するモーダルシフトによって環境負荷を低減する。定時・安定運行の鉄道を幹線輸送に活用することで、渋滞などに伴う到着の遅延も防止できる。

 貨客混載事業は北越急行のほくほく線うらがわら駅(上越市)と六日町駅(南魚沼市)間の46.8kmで想定し、旅客列車に宅配便の荷物を積み込んで輸送することを検討している。佐川急便の上越営業所(上越市)と六日町営業所(南魚沼市)間の荷物の移動に利用し、上越営業所−うらがわら駅間と六日町営業所−六日町駅間はトラックで運ぶ。

 佐川急便が推進する、輸送ネットワークの効率化による配送品質向上の一環として取り組む。トラックでの荷物輸送が減って、その分のCO2排出量を抑制するとともに、鉄道輸送で安定した幹線輸送が可能になる。佐川急便は貨客混載と併せ、ほくほく線沿線地域の活性化と、駅利用者の利便性を高める取り組みを行うことで北越急行と合意した。

 具体的には、宅配カウンターや不在再配達の荷物引き取り用宅配ボックスを駅構内に設けることなどだ。北越急行は、1984年の設立で新潟県や南魚沼市、上越市など沿線自治体、地元企業などが出資し、六日町駅−犀潟(さいがた)駅(上越市)間59.5kmのほくほく線を運営している。利便性向上と利用者確保を狙いに佐川急便と組む。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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