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積水化学、環境中期計画で2015年度に「自然資本へのリターンの貢献度」が伸長

エコビジネス】 【掲載日】2016.07.15 【情報源】企業/2016.07.13 発表

 積水化学工業は、グループの環境中期計画「SEKISUI環境サステナブルプランTake-Off(テークオフ)」(2014〜2016年度)の2015年度の結果をまとめた。「自然資本へのリターンの貢献度」を表す独自の総合指標が前年度から11.9ポイント伸長して76.4になった。環境貢献製品の登録は海外で展開する製品を含めて15件増え、118件に拡大した。

 SEKISUI環境サステナブルプランTake-Offは、2030年度に向けて2014年度に策定した環境長期ビジョン「SEKISUI環境サステナブルビジョン2030」達成のための第1段階となる。積水化学は企業活動で利用する自然資本による負荷と、自然資本に戻している貢献価値を経済価値に換算して定量化する手法で「見える化」し、統合指標を算出している。

 自然資本の利用を100として2015年度のリターンは76.4だった。2014年度の64.5から増加した。自然資本の利用の原材料36.7%、生産26.8%、その他36.5%の計100に対し、リターンは製品貢献が74.3%、負荷低減0.9%。自然環境の保全1.2%だった。2016年度も環境貢献製品の市場拡大と創出をはじめ取り組みを進め、リターン拡大を推進する。

 環境貢献製品について2015年度には、拡大と市場創出を目的に世界の地域に応じて貢献度を評価する「エリア貢献」の考えを導入し、環境貢献製品の定義を整備した。これを踏まえてタイの省エネ住宅、欧州の雨とい・雨水貯留タンク、欧州の鉄道向け防音レールカバーなど海外市場で販売している製品5件を新たに登録し、新規は計15件となった。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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