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環境ニュース[国内]

SGホールディングス、傘下企業が熊本県J-VERの「カーボン・オフセット引越輸送」開始

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.08.04 【情報源】企業/2016.07.26 発表

 SGムービングは、熊本県で創出されたJ-VER(オフセット・クレジット)を活用する「カーボン・オフセット引越輸送」のキャンペーンを始めた。同社は佐川急便を中核とするSGホールディングスグループ企業で、引っ越し輸送を手掛けている。熊本地震の復興支援の一環で取り組む。法人のオフィス移転サービスを対象に、引っ越しの輸送で発生するCO2を相殺する。

 SGムービングはこれまでも環境負荷低減を目的に、引っ越し輸送のCO2を顧客の追加負担なく他の場所でのCO2吸収、排出削減によってオフセット(相殺)するカーボン・オフセット引越輸送を展開している。今回、震災の復興支援を目的に、熊本県有林を利用したプロジェクトで創出されたJ-VERを使うキャンペーンを展開することにした。

 キャンペーンでは、オフィス移転に伴って排出されるCO2量を輸送量・距離に応じて算出し、熊本県の温室効果ガス吸収事業で創出された排出枠(クレジット)で相殺する。熊本県の100tのJ-VER排出枠を取得していて、この分がなくなると終了する。J-VERはカーボン・オフセットに必要な排出枠を発行・認証する環境省の制度を意味する。

 J-VERの排出枠は、他で実現した温室効果ガスの排出削減・吸収量を指す。カーボン・オフセットは、排出量に見合った温室効果ガスの削減活動に投資することで、排出される温室効果ガスを埋め合わせる考え方だ。SGムービングは今後も、カーボン・オフセット引越輸送をはじめ、環境負荷低減に重点を置いた商品・サービスの提供を推進する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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