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環境ニュース[国内]

イオン、電動無人運転バスの試験運行を千葉で開始、日本初の事例

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2016.08.09 【情報源】企業/2016.08.01 発表

 イオンは、電動無人運転バスの試験運行を千葉市美浜区の豊砂公園で8月1日に始めた。11日まで実施する。日本で初めての導入事例という。豊砂公園は大規模商業施設「イオンモール幕張新都心」に隣接し、イオンモールが千葉市から管理の一部を委託されている。イオンが進める「地域エコシステム」のうち、「地域内の交通や移動の進化」の一環で取り組む。

 電動無人運転バス「ロボットシャトル」は、フランスの小型車ベンチャー、イージーマイルが開発した。全長3928mm、全幅1986mm、全高2750mmで1750kgの重量がある。車体のフレームとシャーシーはアルミ製で、ボディーはファイバーグラス製となる。着席6人、立ち乗り6人の計12人が乗車できる。最高速度は時速40km、最大で10時間駆動する。

 運転席はなく、カメラや各種のセンサー、GPS(衛星利用測位システム)で自らの場所を測定し、地図のデータ上に設定したルートを自動走行する。車両の近くやルートに障害物を検知すると自動的に減速・停車して危険を回避する。日本国内では私有地だけで走行可能なため、公共施設や商業施設、テーマパーク、工場などでの運用を想定している。

 豊砂公園では午前10時から午後5時まで運行する。200円の利用料を設定した。地域エコシステムは、地域という生態系の中の企業や団体が関わり合って発展させる仕組みを意味する。イオンは、イオンモール幕張新都心がある千葉市で推進し、地域内の交通・移動の進化や、デジタル化によるストレスのない生活など4種類の取り組みを展開している。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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