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環境ニュース[国内]

富士重工、日本政策投資銀行「環境格付」で最高ランクを初取得、環境経営に評価

エコビジネス 環境ラベル】 【掲載日】2016.08.12 【情報源】企業/2016.08.05 発表

 富士重工業は、日本政策投資銀行(DBJ)が実施した「DBJ環境格付」融資で、4段階のうち最高ランクの格付け「環境への配慮に対する取り組みが特に先進的と認められる企業」を初めて取得した。完成車メーカーとして求められる各国の厳格な環境規制への対応に向け、部品供給元も含めて高度な環境経営を推進していることが評価された。

 富士重工は「存在感と魅力ある企業」の経営理念を掲げ、より良い社会・環境づくりに貢献して持続可能社会を目指す、としている。格付けでは、国内外の関係会社を含めて環境マネジメントシステム(EMS)を進め、全国の販売店にも認証の取得を推奨し、バリューチェーン(価値の連鎖)全体で環境配慮に取り組んでいる点が認められた。

 加えて、自動車製造部門のISO(国際標準化機構)認証を取得している企業からの調達率100%を維持するなど、部品供給元の管理で環境面の強化に努めていることが評価された。自動車製造に関しては、継続的に低燃費・低排ガス化を図るとともに、ライフサイクルアセスメント(LCA)評価を使って、環境性能向上を総合的に追求している点が認められた。

 さらに、衝突被害を軽減する運転支援システム「アイサイト」をはじめ、安全技術の開発に積極的なことも評価の対象になった。DBJ環境格付融資は、企業の環境配慮型経営の支援を目的に2004年から運用している。DBJが開発した格付けシステムで、企業の環境経営度を評点化して優れた企業を選定し、得点に応じて3段階の金利を適用する。

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)
 

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