一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

ヤマト運輸、「客貨混載」を北海道天塩町で開始、首都圏へ農水産品の翌日便を実現

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.09.05 【情報源】企業/2017.09.01 発表

 ヤマト運輸は、路線バスで荷物を輸送する「客貨混載」を北海道北部の天塩町で9月1日に始めた。トラックによる輸送を減らしてCO2排出量を削減すると同時に、首都圏への農水産品の翌日便を実現する。同町、地元バス会社の沿岸バス(北海道羽幌町)と8月28日に連携協定を締結した。沿岸バスの天塩町と豊富町間の路線を活用する。

 客貨混載は、CO2排出量の削減とバス路線の維持、物流の効率化を目的に岩手、宮崎、熊本、兵庫県と北海道で実施しているが、今回は「ひと・もの協働輸送」として、農水産品の販路拡大を大きな狙いにした。これまで天塩町から首都圏に荷物を送ると、到着は翌々日だった。路線バスで運ぶ新たな枠組みだと翌日の午前中に届けられる。

 天塩町は魚介類や乳製品、山菜などが主な食資源で、鮮度が重要なため商品の高付加価値化に向けて大消費地への配送時間の短縮が求められていた。天塩町から首都圏への荷物は、同町のヤマト運輸の営業所から稚内市のセンターに運び、豊富町の営業所を経由して新千歳空港から空輸する。ひと・もの協働輸送はバスで豊富町に輸送する。

 天塩町の営業所で午前中に受け付けた荷物を午後0時22分に天塩町を発車する沿岸バスの豊富留萌線で1時間をかけて豊富町のJR豊富駅に運び、豊富町の営業所から新千歳空港に輸送する。これによって首都圏翌日便を可能にした。天塩町で朝水揚げされた魚介類も、翌日の午前中には東京のレストランに食材として届けられるようになる。【ヤマト運輸株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

プレスリリース