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環境ニュース[国内]

ヤマト運輸、三菱ふそうの電気小型トラック「eCanter」導入、宅配事業者で初めて

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2017.10.26 【情報源】企業/2017.10.19 発表

 ヤマト運輸は、三菱ふそうトラック・バスが開発した電気小型トラック「eCanter(eキャンター)」を導入する。11月から、関東地域で宅配便などの集配に使用する車両として順次使用を開始する。宅配事業者として最初の採用企業となる。ヤマト運輸の総合物流ターミナル「羽田クロノゲート」(東京・羽田)で10月19日に引き渡し式を開催した。

 ヤマト運輸が推進する環境保護活動「ネコロジー」の一環でeキャンターを採用した。電力だけで駆動して排ガスが一切出ないため、環境負荷が大幅に軽減できる。加えて、従来のディーゼル車と比べて振動が少なく、ドライバーの身体的な負担が抑えられる。ディーゼル車に搭載する排ガス除去装置が不要で運用コストも低減する。

 東京都と神奈川、埼玉、千葉県で、計25台のeキャンターを導入する。ヤマト運輸はこれまでも環境に配慮した物流の仕組みづくりを進め、都市部での台車による集配の拡大、共同輸送の推進、低公害車の採用などを行ってきた。今回eキャンターを集配に使うことで、環境への取り組みを加速させると同時に、排ガス削減で職場環境を改善する。

 eキャンターは世界初の量産電気トラックで、2017年度に日本、米国、欧州の顧客に納入を始める。全長593.5cm、全幅199.5cm、全高219.5cmで7490gの車両総重量がある。電動駆動システムは最大出力135kWの走行用モーターと、容量11kWhのリチウムイオン電池6個(計66kWh)を搭載する。最高速度は時速80km、1回の充電で約100km走行できる。

【ヤマト運輸株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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