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環境ニュース[国内]

秋田県、小水力発電用の新型水車開発 早大、東北小水力発電と実験

エネルギー 再生可能エネルギー】 【掲載日】2017.11.09 【情報源】その他/2017.09.13 発表

 秋田県と早稲田大、小水力発電システムの製造を手掛ける東北小水力発電(秋田市)は、小水力発電用の新型フランシス水車の共同開発で協定を締結した。2020年度に、仙北市田沢湖にある県営の水力発電所、鎧畑発電所に試作機を設置して実証実験を行い、21年度の販売開始を目指す。
 秋田県の佐竹敬久知事と早稲田大理工学術院の宮川和芳教授(流体機械)、東北小水力発電の和久礼次郎社長が9月12日、県庁で新型水車の共同開発に関する協定書を交わした。3者は今年度から新型水車の設計に着手する。
 フランシス水車は、水圧でランナー(羽根車)を回転させる構造で、国内の多くの水力発電所で使用されている。新型水車は羽根の形状を変えたり、枚数を増やしたりするなど改良し、渇水期などで水量が少なくても効率よく発電できるようにする。
 新型水車を使った発電機の最大出力は300kW、年間発電電力量は一般家庭約240世帯分の年間使用電力量に相当する87万3000kWhと試算している。総事業費約4億円のうち、3分の2が国から補助される。水力発電の技術開発を支援する新エネルギー財団の今年度モデル事業に採択された。
 
提供:月刊ビジネスアイ エネコ(日本工業新聞社)

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