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環境ニュース[国内]

イオンリテール、小笠原の環境保全を支援、村と提携して電子マネーカードを発行

環境一般 CSR】 【掲載日】2018.02.09 【情報源】企業/2018.02.02 発表

 イオングループで総合スーパー「イオン」を本州・四国で運営するイオンリテールは、世界自然遺産に登録されている小笠原諸島の環境保全を支援する。同諸島を管轄する東京都小笠原村と提携して電子マネーカード「小笠原←1,000km→WAON」を2月16日に発行する。同村の「ご当地WAON」として展開し、利用金額の一部を寄付する。

 小笠原諸島は豊かで独特な自然の価値が認められ、2011年6月に世界自然遺産に登録された。世界遺産について話し合う世界遺産委員会では生態系に関する評価基準に合致するとされた。同諸島でしか見ることができない固有種の割合が高く、中でもカタツムリの仲間の陸産貝類や植物で進化の過程が分かる貴重な証拠が残されている。

 イオンリテールは、小笠原諸島の中心となる父島が東京湾から1000km南の北太平洋上に位置することから、小笠原←1,000km→WAONと名付けた。カードの表の面には、同諸島が北太平洋で最大の繁殖地になっているアオウミガメを中心にした青い海と、ザトウクジラを模した小笠原村の観光キャラクター「おがじろう」をデザインした。

 裏面には東京と父島の間を運航する船「おがさわら丸」や、特別天然記念物の鳥、ハハジマメグロの写真を入れた。このカードでの電子マネー支払い額の一部をイオンが小笠原村に寄付して環境保全に活用してもらう。東京都内の16店舗で発行し、順次拡大する。初年度3万枚を目標にする。イオンはこれを機に同村との連携を始める。

【イオンリテール株式会社】

提供:日経BP環境経営フォーラム(EMF)

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