一般財団法人環境イノベーション情報機構

ヘルプ

サイトマップ

メールマガジン配信中

環境ニュース[国内]

諫早湾干拓事業の計画変更に伴う環境省の見解を公表

環境一般 環境アセスメント】 【掲載日】2002.11.01 【情報源】環境省/2002.10.31 発表

 環境省は諫早湾干拓事業での計画変更後の事業の実施にあたって、同省が必要と考える措置についてとりまとめ、公表した。
 諫早湾干拓事業では、事業者である農林水産省九州農政局が平成13年8月に公表した、諌早湾干拓事業環境影響評価についてのレビュー(事業の進捗に伴う再検証)報告書に対し、環境省はすでに同省としての見解(平成13年見解)を公表している。ただしその後事業計画の内容が変更され、14年7月10日付けで長崎県知事がこの変更案を承認したため、変更内容を踏まえ、改めて今回の見解をまとめた。
 農林水産省の説明によると、計画の変更点は(1)旧東工区での干拓取り止め、土地利用計画変更、(2)潜堤の設置、(3)干拓地の林帯整備−−など。
 環境省は今回の見解で、これらの変更により、「調整池の面積の増加に伴う水質悪化」「潜堤の設置や、潜堤上のヨシの植栽に伴う水質改善」、「農地部分の面積が縮小されることによる事業実施区域内の汚濁発生負荷量の減少」などの影響が発生する可能性があると指摘。(一)平成13年見解に述べた、実行可能な水質保全対策の強化と新たな水質保全対策の早期の追加的実施、(2)潜堤の設置やヨシ植栽による水質改善効果を確認するための監視体制の構築、水質保全面の維持管理方策の早期策定、(三)長崎県が作成した「諫早湾干拓調整池水質保全計画」の改定時に前記(1)、(2)の指摘事項を反映させること−−の3点の「実施が必要」としている。【環境省】

情報提供のお願い(企業・自治体の方へ)

記事に含まれる環境用語

プレスリリース

関連情報

関連リンク