ドイツ　気候内閣が「気候保護プログラム2030」の政策要点に合意

　首相、並びにドイツ連邦政府の気候関連の閣僚で構成されている気候内閣は、これまでで最も包括的な気候保護対策パッケージとなる「気候保護プログラム2030」の政策要点に合意した。合意内容には、運輸、エネルギー、産業、建築物、農業、廃棄物の部門ごとに法的に拘束力のある気候目標を設定することが含まれている。また、それぞれの部門ごとに、罰則、促進策、助成・投資プログラムなど数多くの対策が実施される。また、合意内容が守れない場合、その修正が法的に義務付けられており、担当省庁には直ちに追加対策が提出されることが求められる。シュルツェ連邦環境大臣は、「気候内閣の決定はドイツの気候政策の新しい始まりを示すもの。過去の過ちから学習し、気候目標の未達成は繰り返してはならない」と述べた。【ドイツ連邦環境省】