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環境ニュース[国内]

PIC条約締結承認を国会で審議へ

健康・化学物質 有害物質/PRTR】 【掲載日】2003.02.20 【情報源】環境省/2003.02.20 発表

 2003年2月21日の閣議で、日本の「国際貿易の対象となる特定の有害な化学物質及び駆除剤についての事前のかつ情報に基づく同意の手続に関するロッテルダム条約(PIC条約)」締結が閣議決定される見通しとなった。
 PIC条約は先進国で使用が禁止されたり、厳しく制限されている有害化学物質が、途上国にむやみに輸出され、人の健康・環境に悪影響が生じることを防ぐことを目的とした条約で、1998年9月にオランダのロッテルダムで採択された。
 特定の化学物質の有害性、各締約国の有害化学物質の輸入同意の可否について情報共有化や、有害化学物質の輸出時に輸入国にその物質の安全性データシートなどを添付した輸出通知を送付することなどが規定されている。
 50か国の締結により発効することになっているが、2003年2月7日現在ですでに40か国が締結済み。2002年に開催されたヨハネスブルグサミットで採択された「実施計画」でも、PIC条約の2003年末までの発効が目標とされており、日本政府としてもこの目標に対応するため、条約の早期締結に向けて準備を進めてきた。
 なお閣議決定後、この件はただちに国会に提出され、条約締結の承認の可否が審議される予定だ。【環境省】

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