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環境ニュース[国内]

都市ガス燃料を使った燃料電池や発電用ボイラーのばいじん・NOxの測定頻度軽減案への意見募集を開始

大気環境 大気汚染】 【掲載日】2003.02.21 【情報源】環境省/2003.02.21 発表

 環境省は大気汚染防止法の規制対象である、都市ガスを燃料・原料とする燃料電池や発電用ボイラー施設などに対する大気汚染防止法に基づく、ばいじん窒素酸化物の測定頻度軽減案を公表し、この案について平成15年3月14日まで意見募集を行うことにした。
 都市ガスを燃料・原料とする燃料電池、発電用ボイラー施設などは大気汚染物質の排出量が少ないため、14年3月に閣議決定した政府の「規制改革推進3か年計画(改定版)」でも、ばいじん窒素酸化物の測定頻度軽減を14年度末までに検討し、結論を出すよう指示していた。
 この指示を受けた環境省の検討結果では、(1)これらの施設のばいじん排出量が分析機器で測定できる限界値付近であること、(2)燃料電池ばい煙中の窒素酸化物濃度が大気汚染防止法排出基準より十分に低い状況であること−−を確認。
 このため同省では、(一)排出ガス量の多少にかかわらず、ばいじんの測定頻度を現行の「1年に1回〜2か月に1回以上」から、「5年に1回以上」に軽減すること、(二)窒素酸化物の測定頻度については、燃料電池用改質器(ガス発生炉)についてのみ、設置場所や排出ガス量の多少にかかわらず、現行の「常時〜1年に2回以上」から「5年に1回以上」に軽減する−−との大気汚染防止法施行規則改正案を作成した。
 同省によれば、測定頻度を少なくした場合、大気環境保全上支障がないだけでなく、固体燃料や液体燃料からガス燃料への燃料転換地球温暖化防止の点から開発・普及が期待されている燃料電池の導入促進効果も期待できるという。【環境省】

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