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環境ニュース[海外]

食品産業の持続可能な戦略づくりをスタート

エコビジネス その他(エコビジネス)】 【掲載日】2003.03.17 【情報源】イギリス/2003.03.07 発表

 イギリス環境・食糧・地方事業省のマーガレット・ベケット大臣は、3月7日、「食品産業の持続可能性戦略(the Food Industry Sustainability Strategy)」を策定するため、関係者による新たな検討会を設置することを明らかにした。
 新たな戦略は、食品・飲料産業の経済面、環境面、社会面でのパフォーマンスの改善を目指すもので、食品製造業、卸売業、小売業、ケータリング・サービス業のための主要パフォーマンス指標が示される。戦略では、汚染、廃棄物散乱ゴミ、フード・マイル(訳注)、輸送及びエネルギー使用といった問題を取り扱う。
 検討会は、ウィッティー食糧・農業大臣が座長を務め、食品・飲料連合会、卸売・流通連合会、イギリス小売協会等の業界団体のほか、全国消費者協議会等の団体の参加を予定している。
 なお、イギリス政府は、2002年12月に「持続可能な農業・食糧のための戦略(Strategy for Sustainable Farming and Food)」を公表しており、この中で、食品産業や農業が、よりよい環境や、栄養・公衆衛生の改善に貢献しつつ、将来的な利益を確保するために、政府と協力していく必要性があるという点が強調されている。
【イギリス環境・食糧・地方事業省】
 
(訳注:フード・マイルは、食料の生産地から食卓までのトン距離を定量化して表す試み。なるべく地域内で生産された農産物を消費することで、輸送などに伴う環境負荷を削減していこうという取組みにつながっている)

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