イギリス環境・食糧・農村地域省、環境に配慮した土地管理を奨励する助成制度の拡充内容を公表

【自然環境 身近な自然の保全】 【掲載日】2023.02.13 【情報源】イギリス／2023.01.26 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省（DEFRA）は、環境に配慮した土地管理を奨励するスキーム（助成制度）の拡充についての詳細を公表した。
同制度のひとつである「持続可能な農業インセンティブ（SFI）」は、助成対象基準の増設や助成額の引上げ、手続き等の改善が行われている。2023年からは生垣や草地、耕作地、害虫防除、養分管理などに関する6つの基準が加わり、助成を受けられる取組の範囲が広がった。SFIが開始された2022年には土壌や荒地の改善に関する3つの基準が導入されており、すでに約1900の農家が助成契約を結んでいるという。
加えて同省は、同制度のなかの「田園地域管理（CS）」についても、助成対象とする取組の追加や助成額の引上げなどを行うとして詳細を明らかにしている。
同省は、自然保護と環境改善を図りながら持続可能な方法で食料を生産する農家を支援することで、生物多様性の保護や水質改善、温室効果ガス（GHG）排出実質ゼロといった同国の環境目標の達成と回復力のある効率的な食料生産を目指すと説明する。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】