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環境ニュース[海外]

国際海事機関、国際海運のGHG排出削減戦略を改定

地球環境 地球温暖化】 【掲載日】2023.07.25 【情報源】国連/2023.07.07 発表

国際海事機関(IMO)は、2023年7月3〜7日に開催されたIMO第80回海洋環境保護委員会(MEPC 80)で、国際海運からの温室効果ガス(GHG)排出削減新戦略を採択した。
新戦略は現行の排出削減目標を強化し、国際海運からのGHG総排出量を2050年までに実質ゼロとすることを目指すもので、この実現に向けた中間目標を、2030年までに2008年比で20%以上削減(努力目標30%)、2040年までに2008年比で70%以上削減(努力目標80%)と設定。また、単位輸送当たりのCO2排出量を2030年までに2008年比で40%以上削減、排出ゼロ技術・燃料・エネルギー資源の導入拡大(2030年までに消費エネルギーの5%以上を排出ゼロとし10%を目指す)を打ち出している。
このほか、同戦略には、中期対策における技術的要素(船舶燃料のGHG強度規制)と経済的要素(カーボンプライシング)の必要性、途上国(特に後発開発途上国と小島嶼開発途上国)の能力開発・技術協力に関する特別支援の必要性等が盛り込まれている。
国際海事機関

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