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環境ニュース[海外]

イギリス環境・食糧・農村地域省、生物多様性ネットゲインの義務化に向け自治体に900万ポンド超を助成と発表

自然環境 生物多様性】 【掲載日】2023.08.15 【情報源】イギリス/2023.07.27 発表

イギリス環境・食糧・農村地域省(DEFRA)は、環境法によって導入された生物多様性ネットゲイン(BNG)が2023年11月から義務化されることに伴い、生物多様性の測定など必要な専門知識を備えた人材を自治体が雇用できるよう、900万ポンド超を拠出すると発表した。
自然を開発前より改善するというBNGの考え方を取り入れた開発は現在も数多く見られるが、2023年11月からは、すべての大規模開発において生物多様性を10%以上増加させることが開発者に義務付けられる。2030年までに生物種の減少を食い止めるという政府の目標に向けた中心的な政策となる。生物多様性の改善は開発事業の現地での実現が推奨されるが、不可能な場合は別の場所での改善を民間市場で購入するか、あるいは政府による生物多様性クレジットの制度を利用することもできる。
またDEFRAは自然保護団体や自治体などに対して、保全カベナントの責任機関の資格申請の受付を開始すると発表した。保全カベナントは土地所有者との間で結ぶ自主的な取り決めであり、BNGの達成にも大きな貢献が期待されるという。
【イギリス環境・食糧・農村地域省】

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